いつまででもきれいな状態で使いたいスーツ。そのため、クリーニングに出すことはもちろん、普段からこまめに手入れすることも大切です。
しかし、クリーニング以外の手入れは何だろう?と思いませんか?たとえば、洋服ブラシを使うことです。そこでここでは、洋服ブラシの種類と選ぶときのポイントをご紹介します。
洋服ブラシは2種類
洋服ブラシと呼ばれるものは、豚毛ブラシと馬毛ブラシの2種類があります。ここでは、それぞれの違いをご紹介するため参考にしてください。
豚毛ブラシ
豚毛ブラシの特徴は硬く、よってハリとコシがあります。さらに、豚毛にも種類が複数あり、中でも黒豚毛は特に固いことが特徴です。適しているスーツは、ツイードや凹凸が多いウールなどです。反対に白豚毛はしなやかさが特徴です。そのため、カシミヤやシルクといった繊細なスーツにてきしています。豚毛ブラシの価格は、リーズナブルな物が多いです。
馬毛ブラシ
馬毛は豚毛と比べるとキメが細かい毛質で、繊細でデリケートな生地に使えます。たとえば、カシミヤ・ウール・イタリア生地などです。そのため、価格的には少し高価ですが、長く使用できるため1本あるとどんなスーツにも使用できます。
洋服ブラシを選ぶときのポイント
豚毛ブラシと馬毛ブラシはさまざまな種類があります。そのため、洋服ブラシを選ぶときのポイントをご紹介します。
用途に合わせた毛質のブラシを選ぼう
豚毛ブラシと馬毛ブラシでそれぞれ適した生地をお伝えしました。そのため、それぞれの生地に合ったブラシを選ぶことが大切です。たとえば、以下の通りです。
ブラシの種類 | 適した生地 |
豚毛ブラシ | ・ウール ・ツイード ・イギリス生地 など |
馬毛ブラシ | ・シルク ・カシミヤ ・イギリス生地 ・アンゴラ など |
持ち手が付いているタイプとないタイプ
洋服ブラシには持ち手が付いているタイプと付いていないタイプがあります。持ち手が付いていたほうが、手にしっかりと持ってブラッシングをできます。
また、持ち手の部分に穴が開いていて紐が付いていると、クローゼットの中に欠けておくことが簡単です。一方、持ち手が付いていないタイプは、携帯用におすすめです。
出先でもほこりやゴミなどが着いたときに、手入れすることができます。
ブラッシングの方法
ブラッシングの手順をご紹介します。ブラッシング前にポケットは空にしてください。ポケットの中に入っている物の重さによっては、型崩れの原因になります。
1.「下」から「上」にほこりを浮かせるようにブラシをかける
2.「上」から「下」にブラッシングをし、繊維を整えつつほこりを落とす
洋服に合った洋服ブラシを使おう
スーツは大切な服です。そのため、クリーニング以外の方法として洋服ブラシで手入れすることも大切です。さまざまな生地があるため、生地に合った洋服ブラシを選びましょう。洋服で印象が変わるため、きれいなスーツで仕事をしてくださいね。