内装が綺麗で設備が充実している物件に住もうと物件を調べていると、高級賃貸という言葉を目にするかもしれません。
ところが、高級と付く物件なので、経済的な面から敬遠している人も少なくないはずです。そのため、本記事では高級賃貸の概要や設備、住むメリットについてご紹介します。
今現在、高級物件について調べている人は、ぜひ参考にしてください。
高級賃貸とは
前提として、高級賃貸という言葉はありません。不動産会社が作り上げた、広告用の言葉です。そのため、不動産会社によって定義は異なります。
一般的には賃料が高く、一等地に建っている物件を高級賃貸と呼ぶことが多いようです。
例として、東京の一等地を挙げます。
- 青山
- 赤坂
- 麻布
しかし、一等地に立っているからと言って、高級賃貸と呼べるわけではありません。高級住宅と呼ぶには、一等地に建っている他にも、周りの環境が影響します。
例えば、病院、商業施設、学校のような日常生活で欠かせない施設が周辺にあるか否かです。これらに加え、公共交通機構が充実しているかどうかも判断材料となります。
また、高級賃貸の室内はとても広く、大人数で住んだり、家具家電などを多く設置したりしても余裕があります。理由としては、高級住宅と呼ばれる物件の多くは、3LDKや4LDKであるからです。
つまり、高級住宅と呼ばれる物件には、
- 一等地に建っている
- 周辺の環境が整っている
- 室内が広い
以上の要素が含まれていることが多くなっています。
分譲賃貸との違い
ネット上では、分譲賃貸との違いがわからないという声も見られます。
分譲住宅とは、マンションなどの集合住宅を1棟ではなく、1部屋ごとなど、細かく分けて販売されている不動産です。つまり、不動産販売の種類ということになります。
一方、グレードが高い賃貸は高級賃貸と呼ばれるため、分譲賃貸とは別物です。
高級賃貸の家賃
高級賃貸という言葉に明確な定義がないように、高級住宅の家賃にも明確な定義はありません。極論、不動産会社が高級賃貸だと判断したら、その物件は高級賃貸になってしまいます。
とはいえ、家賃3万円の不動産を高級賃貸と謳っている不動産会社は皆無で、ある程度の範囲はあります。
賃貸サイトでは、15万円以上を高級物件の家賃としての最低ラインに設定している不動産会社が多いようです。ところが、家賃の相場が高い場所だと、高級賃貸と謳われていなくても、15万円以上の家賃の物件は多く存在します。
一方、最高ラインは100万円ほどです。
高級賃貸に住むメリット
高級賃貸に住むメリットは以下の通りです。
- 管理組合のイベントに参加しなくて良い
- 設備が充実している
- 維持費や税金が抑えられる
管理組合のイベントに参加しなくて良い
高級賃貸に住むメリットは、管理組合のイベントに参加しなくて良いことです。
マンションは購入すると、管理組合に属するため、管理組合の集会や、理事・役員の決定などのイベントが定期的に起こります。
一方で賃貸として住むと、不動産の所有者は自分ではないので、管理組合に属する必要がなくなります。
マンション購入者の中には、管理組合に属していることが原因で以下のような中身を抱えている人も多いです。
- 管理組合のイベントの時間を仕事や勉強に割きたい
- なるべく人に会わずに生活したい
このような悩みが一切ない点は、賃貸に住む上で魅力的なメリットの1つだと言えます。
設備が充実している
以下のような設備が充実しているのも、高級賃貸のメリットの1つです。
- コンシェルジュ
- フィットネスルーム
- ラウンジ
- ゲストルーム
- 中庭
設備目当てで高級賃貸に住もうと考えている人も少なくありません。また、物件によっては、建物内で暮らしが完結するものもあります。
ですので、続いては高級賃貸の設備についてご紹介します。
- コンシェルジュ
高級賃貸には、ホテルのようなコンシェルジュが存在します。
ホテルのコンシェルジュは鍵の管理やチェックイン、アウトの手続きを行います。その一方、高級賃貸のコンシェルジュは、住人の要望に応えるという役割を担っていることが一般的です。
その例として、次のようなものがあります。
・タクシーの配車
・マンション内施設の手配
・郵便物の受付
各室内とコンシェルジュがいるロビーはインターホンなどでつながっており、室内に居つつ、ゲストルームの手配や郵便物の受付が可能です。
- フィットネスルーム
高級賃貸では、マンションの1フロアがフィットネスルームになっている物件も珍しくありません。利用料が家賃の一部に含まれているものから、別途料金を支払うことで利用できるものまで幅広く存在します。
マンション内にフィットネスルームがあるメリットとしては以下の通りです。
・移動時間を省ける
・マンションの住人しか利用しない
・悪天候を気にしなくても良い
- ラウンジ
高級賃貸には、ラウンジが設けてあることが多いです。
ラウンジとは、椅子とテーブルが置いてある休憩所で、住人や客人問わず利用できる物件もあれば、住人のみが利用できる物件もあります。フロアごとラウンジになっていたり、バーカウンターが設置してあったりする物件も珍しくありません。
- ゲストルーム
高級賃貸には、ゲストルームが設けられていることもあります。
ゲストルームとは、客人が宿泊するための部屋のことです。一般的には、居住者の元へ訪れた客人のみが宿泊可能で、ベッドやバスルーム、トイレといった生活に必要な設備が揃えられています。
ゲストルームの魅力は以下の通りです。
・お互いに気を使わなくて済む
・余計な家具を用意しなくて済む
・突然の来客でも清潔な寝床を用意できる
利用料は数千円で、利用するタイミングで支払いが発生します。
チェックイン、アウトの時間が決まっている場合は、あらかじめ予約することが重要です。
- 中庭
中庭が設けてあるのも、高級賃貸の特徴です。
中庭の様子は物件によってさまざまで、ベンチやテーブルが設けてあるものもあれば、小さな公園が設けられているものもあります。また、植物が多く植えられているので、自然が少ない街でも自然に触れることが可能です。
維持費や税金が抑えられる
高級賃貸に住むと、維持費や税金が抑えられます。
マンションなどの物件を購入すると、維持費や固定資産税を支払う義務が生じます。そのため、高い費用を払って物件を購入したとしても、定期的な支払いが消えることはありません。
一方、高級賃貸だと維持費や固定資産税の支払いは不要です。このように、維持費や税金を支払わずに済むのも高級賃貸のメリットです。
まとめ
高級賃貸とは、家賃15万〜100万円ほどの賃貸物件を指します。
ラウンジや中庭といった他にはない設備が充実している他に、維持費や税金が抑えられるといったメリットが存在します。
下記に高級賃貸を多く取り扱っているサイトを掲載しておきますので、調べている方は参考にしてみてはいかがでしょうか?
◆参考
リテラでは多くの高級賃貸を掲載しております。取り扱っている高級賃貸の中にはブランドマンションもあり、一覧で確認する事が可能です。
また、ペット可物件や新築物件等も掲載されています。
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