遺品整理や断捨離などで家を片付けていると、眠っていた骨董品が見つかることがあります。処分に困ったときは、買取に出すのがおすすめです。ただし、業者はたくさんあるため、どれを選んだらよいか悩む方もいらっしゃいます。
この記事では、骨董品を買取に出す方法や、高く売るコツを解説。査定に出したい方の参考になれば幸いです。
骨董品とは?
美術的な価値がある工芸品や民芸品などを骨董品といいます。一般的には、作られてから100年以上経つものが該当します。
いつの時代のものか、有名な作家が手がけたものかなどの査定ポイントがあり、素人がその価値を判断するのは困難です。正確な価値を知りたいときは、鑑定知識と経験に長けた業者へ依頼する必要があります。
骨董品買取の方法は?
買取の方法は、直接業者へ持ち込んだり、出張で自宅まで来てもらったりする手段があります。ここからは、具体的な方法を3つご紹介します。
店頭買取
店頭買取は、骨董品を店舗に持ち込んで鑑定してもらう査定方法です。鑑定士と直接やり取りができ、査定のポイントを細かく確認できるのが特徴。また、業者や金額によってはその場で査定額を受け取れます。
ただし、店頭買取では骨董品を店舗に持ち込まなくてはならず、手間と時間がかかります。遠方の店舗へ持ち込む場合、別途交通費がかかるのも難点です。
出張買取
出張買取は、鑑定士が自宅まで訪れて査定を行います。最寄りに店舗がない場合や、査定に出したいものがたくさんあるときに便利です。
なお、出張買取は初対面の鑑定士が自宅を訪れるため、一人暮らしの方や女性には抵抗感があるかもしれません。業者によっては女性スタッフが在籍しているケースもあるので、相談してみるとよいでしょう。
宅配買取
売りたいものを自分で業者へ送付し、査定を依頼するのが宅配買取です。査定を依頼する時間がとれない方や、店舗が最寄りにない方に適しています。
宅配買取のデメリットは、輸送中に破損や紛失するリスクがあること。高額な骨董品を送るのが不安な方は、宅配保険がつけられる業者を選びましょう。万が一配送トラブルがあっても、査定価格分が保証されるので安心です。
高く買い取ってもらうコツは?
骨董品をただ業者へ持ち込むだけでは、高価買取は期待できません。ここからは、高額査定のポイントを3つに分けて解説します。
美しさを保つ
高価買取を狙うためには、なるべく骨董品をきれいな状態にしておきましょう。査定に出すまでに傷や汚れがつかないように、丁寧に取り扱うことが大切です。
また、骨董品はとてもデリケートで、少し触っただけでも傷がついてしまうことも。ホコリやカビをとろうとして掃除した結果、傷ついたり変色してしまったりすることもあります。汚れが気になっても、無理に触らないことが重要です。
付属品を一緒にとっておく
壺などの骨董品には、箱の裏側に作者名や作品名が記されていることがあります。判別が難しい品物の場合、箱の記名が真贋判定の大きな手掛かりになります。買取に出した品物がたとえ本物だったとしても、箱がなければ根拠が乏しいと判断され、価格が下がることも。
また、品物が包まれていた包み紙を取ってしまうと、使用済みとみなされて価値が下がってしまうことがあります。骨董品が入っていた木箱・包み紙・作者の紹介文などの付属品は、誤って捨てないようにしましょう。
専門業者へ依頼する
骨董品の買取は、骨董品や古美術品の買取専門業者へ依頼しましょう。骨董品をきちんと査定するためは、豊富な知識や経験が必要です。価値を判断できない業者へ依頼してしまうと、査定額が相場より低くなってしまうこともあります。
骨董品や古美術品の買取専門の業者であれば、査定理由もしっかりと説明してもらえるため、納得したうえで品物を手放せます。
まとめ
この記事では、骨董品の買取方法や、高く売るポイントを解説しました。査定価格を下げないためには、保管方法に気をつけたり付属品をきちんとそろえて依頼を出したりするのが大切です。
また、骨董品の価値を正しく見極めてほしい方は、専門知識と経験をもった業者へ依頼しましょう。